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省電力PC向けおすすめハードウェア構成

  最終更新日:2017/08/05

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省電力PCおすすめハードウェア構成 2017

 省電力PC向けのおすすめハードウェア構成を紹介します。情報が出来るだけ古くならないよう、本記事は不定期に更新しています(最終更新日:2017年8月5日)。

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おすすめハードウェア構成

 PCを自作する場合、最低限以下のパーツが必要になります。

  • PCケース
  • 電源
  • CPU
  • メモリ
  • マザーボード
  • HDDもしくはSSD

 省電力PCなので、外付けのビデオカードは必要ありません。ビデオカードの機能は、CPUに統合されたビデオチップの機能を使用します。DVD、BDなどの光学ドライブも外付けのものがあれば十分でしょう。

 これらを個別に購入しても良いですし、ベアボーンキットなど複数のパーツが組み立てられた状態のものを購入する手もあります。以降では以下の3つのパターンに分けてハードウェア構成を説明していきます。

  • 全てのパーツを個別購入して作るPC
  • オンボードCPUマザーボードで作るPC
  • ベアボーンキットで作るPC

 なお、マザーボードとPCケースのサイズは、コンパクトであまり邪魔にならないサイズのMini ITXを基準に考えました。

全てのパーツを個別購入して作るPC

 省電力PCを作るために全てのパーツを購入する場合、まず決めないといけないのはCPUです。省電力を決定付けるのはCPUの消費電力と言っても過言ではありません。また、どれくらいの演算性能が必要なのかも考える必要があります。

 次に決めるべきはCPUを載せるマザーボードとPCケースです。PCケースはPCの顔となる部分であり、組み立てやすさ、拡張性などにも影響を与えます。いずれにしろ、この2つはセットで考えたほうが良いでしょう。

CPU

 記事投稿時は、最初にAMD製のおすすめCPUについて書いていました。しかし、以下の理由でおすすめから除外しました。

  • AMD製の省電力CPU(Athlon 5350等)はDDR3メモリにしか対応していない
  • デスクトップPC用のDDR3メモリの在庫減で販売メーカー数が減少し、値段も上がっている

 では、「Ryzenはどうなの?」と言う意見もあるかと思います。ご存じない方のために、Ryzenは2017年3月3日に発売開始したAMDの新しいCPUモデルです。同価格帯のIntelのCPUより性能が上でコストパフォーマンスが高く、自作PCユーザーの間で話題になっています。

 しかし、RyzenはIntelのCore iシリーズ対抗の高性能なPC向けの製品であり、省電力ではありません(ゲーミングPCとして見ると十分省電力なのですが……)。何より、ビデオチップが統合されていないため、別途ビデオカードが必要になり、トータルの価格が高くなります。それらの理由により、本記事の趣旨から外さざるをえません。

 なお、”Ryzen Mobile(Raven Ridge)”と呼ばれるRyzenと同じZenアーキテクチャをベースとしたCPUとGPUを統合したAPUが2017年末に発売される予定です。これがCeleronやPentiumなどの対抗製品だと思っているのですが、あくまでノートPC向けの製品としてのアナウンスしかなく、自作PC向けにリリースされるか現状不明です。

 と言うことで、現状は安価な省電力PCを自作しようとするとIntel一択になります。それでは、Intel製のおすすめCPUを紹介します。


 Intel製CPUは上記の2つをおすすめします。特におすすめのCPUはPentium G4560です。コストパフォーマンスが良く、価格と性能のバランスが省電力CPUの中では一番取れています。

 以下にCPUのネット通販最安値をベンチマークスコアと共に一覧表にしました(2017年8月5日更新)。本記事で紹介していないCPUも含め、検討対象になりそうなものをまとめています(CPU名のリンク先はAmazonの商品ページ)。

CPU Cinebench R15
(Multi-Core)
ネット通販
最安値
Athlon 5350 162 \8,680
Sempron 3850 不明 \5,080
Celeron N3150 126 オンボード
Celeron N3160 136 オンボード
Celeron J3160 136 オンボード
Celeron J1900 147 オンボード
Pentium J3710 149 オンボード
Celeron J3455 167 オンボード
Pentium J4205 189 オンボード
Celeron G3900 213 \4,083
Celeron G3920 220 \5,193
Celeron G3930 220 \4,167
Celeron G3950 228 \5,910
Pentium G4400 251 \6,306
Pentium G4500 266 \7,700
Pentium G4560 382 \6,758
Pentium G4600 393 \9,550
Pentium G4620 403 \11,178
Core i3 6300T 350 \16,178
Core i3 7100T 371 \13,877
Core i3 7300T 382 \16,799
Core i5 7400T 476 \21,500
Core i5 7500T 528 \23,719
Core i5 7600T 593 \26,180
Core i7 7700T 805 \36,608

 Cinebench R15 (Multi-Core)はベンチマークスコアです(CPU比較サイトであるcpu-monkeyより抜粋)。数値が高いほど性能が高いことを意味します。

 赤字のCPUはKaby Lake世代のものです。Pentiumシリーズだけ、前世代のSkylakeから大幅に性能アップしていることが分かります(2コア2スレッドから2コア4スレッドに変わった影響)。ちなみに、Kaby LakeもSkylakeも同じソケットLGA1151なので、マザーボードはLGA1151に対応していればどちらも使えます。

 Core iシリーズの末尾がTの製品は低消費電力を謳っているCPUです。Tなしの製品と比較すると10から15パーセント程度性能が落ちます。

マザーボード


 Intel製CPUのLGA1151ソケットに対応するマザーボードでおすすめは上の2つです。ASRock H110M-ITXはチップセットH110、ASUS ROG STRIX B250I GAMINGはチップセットB250を搭載しています。どちらもDDR4メモリ対応の製品です。

 ASRock H110M-ITXは安価な製品です。将来的に構成変更や機能拡張などの予定がない場合、こちらをおすすめします。

 ASUS ROG STRIX B250I GAMINGはM.2スロットが2つあり、追加でSSDなどを搭載できるなどの拡張性が高いです。無線LANとBluetoothも標準搭載で1万4千円程度なのでお買い得です。ゲーミングマザーなので、一般的なマザーボードよりも耐久性などが多少向上していると思われます。

 それぞれのマザーボードの詳細は以下のページでご確認下さい。

 搭載できるメモリの種類はマザーボードによって変わります。紹介したマザーボードの対応メモリとおすすめのメモリは次の通りです。

マザーボード DDR4
(DIMM)
ASRock H110M-ITX
ASUS ROG STRIX B250I GAMING
種類 製品名
DDR4(DIMM) CFD DDR4-2400 DIMM 8GB D4U2400PS-8G

 よほどメモリを消費するアプリケーションを使う事がない限り、メモリサイズは8GBもあれば十分です。

PCケース

 Mini ITXのケースをいくつか選んでみました。例外はあるものの、5インチベイがない製品が多いです。そのため、基本的に光学ドライブは外付けにする必要があります。


 オーソドックスなキューブタイプのPCケースです。どちらも3.5インチシャドーベイが3個もあります。また、Elite 130のみ5インチベイがあります。どちらもSFX電源だけでなくATX電源も使用できるのが特徴のひとつです。

 かなり細形のケースですが、こちらもコンパクトでおすすめです。

 こちらはカラフルなキューブタイプのPCケースです。赤、緑、青、金、銀、黒の6色が選べるのが良い点です。このケースで私は自作しています。詳細は「Celeron J1900でACアダプタ電源の録画サーバ用PCを作成しました」の記事をご覧下さい。

 ここまでで紹介したケースのサイズの情報をまとめました。

製品名 幅×高さ×奥行き
Elite 130 Cube 240×205×377.5 mm
Elite 110 Cube 280×208×260 mm
SilverStone SST-ML06B 350×99×205 mm
RAIJINTEK METIS 190×254×277 mm

SSD

 年々SSDの価格が安くなってきています。予算に余裕があれば起動ドライブをSSDにすることをおすすめします。

 SSDのNAND型フラッシュメモリの種類によって良し悪しが言われていますが、個人的にはあまり気にしなくて良いと思っています。人によってはSLCが良くてTLCが駄目だと言う意見もあります(一般的にはSLC > MLC > TLCの順で良いと言う意見が多い)。

 しかし、一番重要なのは読み書きのアルゴリズム、つまりソフトウェアの問題です。日進月歩でアルゴリズムも進化しているので、種類にこだわるよりもできるだけ新しい製品を購入することのほうが重要だと考えます。とは言え、怪しげなメーカーから買うことはおすすめできませんが。

 Linuxでサーバを構築する場合、起動ドライブは小さめの32GBのもので十分です。録画サーバやファイルサーバを作る場合、OSをSSD、ファイル保存をHDDに完全に分けておけば、容量不足になっても交換が容易です。小さいSSDならばバックアップが容易なのも利点です。

ハードディスク

 3.5インチのハードディスクはWestern Digital製のものをおすすめします。

 普通のデスクトップPCとして使うのであれば、こちらのWD Blueがおすすめです。

 24時間稼働するのであれば、こちらのWD Redがおすすめです。私自身こちらの製品を録画サーバで2年以上使用していますが、特に問題は発生していません。

 続いて2.5インチのハードディスクです。2.5インチでは、選択肢として普通のHDDとハイブリッドHDD(別名:SSHD)の2つがあります。

 価格の安さで選ぶなら東芝製、性能で選ぶならSeagate製をおすすめします。HDD並の容量と読み書きの速さも欲しい場合はハイブリッドHDDがおすすめです。ただし、当たり前ですが、普通のHDDよりも少し値段が高くなります。

 以下はおすすめのハイブリッドHDDです。

電源

 Mini-ITX対応のPCケースでは小型のSFX電源しか使えない場合が多いので、ここではSFX電源を紹介します。

 玄人志向のプラグイン式のKRPW-SXP400W/90+です。こちらは80PLUS GOLD認証を受けた製品です。プラグイン式は必要なケーブルのみを接続できるので、内部の配線がすっきりし、PCケース内の空気の流れも良くなります。

 SilverStoneのSST-ST30SF、こちらは55度に達するまではファンレスモードで動作します。静音にこだわる場合におすすめです。

 ここでは紹介しませんが、ATX電源が使えるPCケースの場合、ATX電源にしたほうが種類の多さ、価格の安さもあり、選択肢が増えます。また、将来的にビデオカードを載せたい場合、大容量のATX電源をあらかじめ搭載しておくという考え方もあります。

 それぞれの電源の詳細は以下のページでご確認下さい。

オンボードCPUマザーボードで作るPC

 続いて、オンボードCPUマザーボードを使ったPCです。このマザーボードはCPUが最初から載っています。CPUとマザーボードを別々に購入するよりも比較的安いのが特徴です。また、大抵の場合、ファンレス省電力CPUが載っているため、静音性に優れたPCを作ることができます。アイドル時の消費電力10W程度も可能です。

 ただし、CPUを後から交換することができません。また、一般的なデスクトップPC用のCPUよりも性能が低いのが欠点です。大抵のCPUは一昔前のCore 2 Duo並の性能と考えて下さい。普段使いのPCでも十分使用できますが、24時間稼働のサーバ用途により向いています。

 オンボードCPUマザーボードのおすすめはこちらです。

 ASRockだらけですが、オンボードCPUに力を入れているのはASRockぐらいなので仕方がありません。

 搭載CPUと前述のCPUベンチマークスコアを表にしました(参考にCeleron G3900のスコアも掲載)。

型番 CPU(SoC) Cinebench R15
(Multi-Core)
J3160-ITX Celeron J3160 136
J3455-ITX Celeron J3455 167
J4205-ITX Pentium J4205 189
Celeron G3900 213

 J3160-ITXはSATAポートが4つもあるので、ファイルサーバ向きです。

 J3455-ITXとJ4205-ITXは2016年10月に発売された製品です。どちらもApollo Lakeと呼ばれるシリーズのCPUが搭載されています。Pentium J4205は交換式のCPUであるCeleron G3900に肉薄する処理性能です。少し高いですが、オンボードでも高性能を求める方にはおすすめです。

 それぞれのマザーボードの詳細は以下のページでご確認下さい。

 この構成で、その他に必要なパーツは次の4つになります。

  • PCケース
  • 電源
  • メモリ
  • HDDもしくはSSD

 紹介したマザーボードの対応メモリとおすすめのメモリは次の通りです。

マザーボード DDR3
(SO-DIMM)
DDR3L
(SO-DIMM)
ASRock J3160-ITX
ASRock J3455-ITX
ASRock J4205-ITX
種類 製品名
DDR3(SO-DIMM) CFD DDR3-1600 SO-DIMM 8GB D3N1600PS-8G
DDR3L(SO-DIMM) CFD DDR3L-1600 SO-DIMM 8GB D3N1600CM-8G

 DDR3Lの”L”はLow Voltage(低電圧)の略です。つまり、こちらを使用する方がより省電力になります。マザーボードがDDR3とDDR3Lの両方に対応している場合、基本的にはDDR3Lを購入することをおすすめします。

 なお、J3455-ITXとJ4205-ITXはDDR3-1866に対応していますが、DDR3-1866は供給量が少なく価格も高いので、当サイトではDDR3-1600をおすすめしています。そもそも、1600を1866に変えても全体の性能はほとんど変化しません。マザーボードはメモリの下位互換性があるため、DDR3-1600でも特に問題なく使用できます。

ベアボーンキットで作るPC

 次に紹介するのはベアボーンキットです。ベアボーンとは、PCケース、電源、マザーボードがセットになった製品です。PC自作初心者向けの製品でもあります。

 ある程度拡張性のあるベアボーンキットとしてXH170Vを選びました。XH170VはPCI Expressカードを搭載可能な製品です。電源は90WのACアダプタです。Intel LGA1151に対応しているので、Skaylake世代のCPU(TDP65WのCore i7 7700まで可)が使用可能です。

 同じShuttle製のSH170R8です。こちらは300W電源搭載でCore i7 7700Kまで搭載可能です。4台までのHDD、ビデオカードも搭載可能です。最初は省電力CPUを載せておいて、将来的にゲーミングPCにすることもできます(GeForce GTX 1050iまでなら可)。見た目的に5インチベイがありそうに見えますが、無いのが欠点です。5インチベイが必要でしたら、この上位品であるSZ170R8V2があります。

 こちらは少し変わったベアボーンキットです。Mini-STX規格で、Mini-ITXよりもひと回り小さいサイズです。大きさは一般的なATX電源とほぼ同じです。より分かりやすいサイズで説明すると、厚さ8cmのDVDボックスぐらいと書くとその小ささが分かると思います。こちらも120WのACアダプタ電源です。同じくIntel LGA1151対応でCore i7 7700まで使用可能です。

 ただし、こちらの製品はケースが小さいため、2.5インチのSSD/HDDしか搭載できず、PCI Expressのようなカードを挿すこともできません。拡張性はかなり犠牲になっていますが、極小PCを作りたい人にとっては、CPUを交換できることは大きなメリットです。とりあえずCeleronで組んで、将来的にCore iシリーズにグレードアップなどの運用方法が考えられます。また、2.5インチドライブが2台搭載可能なので、起動用にSSD、ファイル保存用にHDDといった構成も可能です。

 DeskMini 110は上のような無線LANカードを内蔵し、アンテナを装着することも可能です。

 PCケースのサイズと電源の情報をまとめました。

製品名 幅×高さ×奥行き 電源
Shuttle XH170V 200×72×240 mm 90W ACアダプタ
Shuttle SH170R8 216×198×332 mm 300W電源
ASRock DeskMini 110 80x155x155 mm 120W ACアダプタ

 それぞれのベアボーンキットの詳細は以下のページでご確認下さい。

 この構成で、その他に必要なパーツは次の3つになります。

  • CPU
  • メモリ
  • HDDもしくはSSD

 紹介したベアボーンキットの対応メモリとおすすめのメモリは次の通りです。

ベアボーン DDR3L
(SO-DIMM)
DDR4
(DIMM)
DDR4
(SO-DIMM)
Shuttle XH170V
Shuttle SH170R8
ASRock DeskMini 110
種類 製品名
DDR3L(SO-DIMM) CFD DDR3L-1600 SO-DIMM 8GB D3N1600CM-8G
DDR4(DIMM) CFD DDR4-2400 DIMM 8GB D4U2400PS-8G
DDR4(SO-DIMM) Transcend DDR4-2400 SO-DIMM 8GB TS1GSH64V4B

パーツ組み合わせ例

 今まで紹介したパーツで様々なパターンの自作例を考えてみました。自作例の表に各パーツの価格を掲載しています。これは、2017年8月5日時点のネット通販の最安値とAmazonの商品価格を基準にしたものです。各パーツ名をクリックすると、Amazonのリンク先に飛ぶようになっています。掲載価格よりもAmazon価格が高い場合、他のサイトで購入したほうが良いかもしれません。

 最安品のみをネット通販でばらばらに購入すると、一部のパーツがなかなか届かず、組み立て始めるまでに時間がかかってしまう事があります。そのため、出来るだけまとめて同じ店舗で注文したほうが良いでしょう。また、事前に在庫があることを確認してから注文しましょう。

全パーツ購入:Celeronで作る安さとパーツを吟味したPC

パーツ種類 製品名 価格
CPU Celeron G3930 \4,170
マザー H110M-ITX \8,550
メモリー CFD DDR4 8GB DIMM \8,800
HDD WD Blue 3TB \7,690
PCケース Elite 130 Cube \6,460
電源 SilverStone 300W SFX \5,180
合計 \40,850

 全てのパーツを自分で購入して組み立てる作例のその1です。Celeron G3930を選択しました。将来的にCPUをアップグレードしても良いでしょう。

全パーツ購入:24時間稼働を重視したPC

パーツ種類 製品名 価格
CPU Pentium G4560 \6,760
マザー MSI B250I GAMING PRO AC \12,340
メモリー CFD DDR4 8GB DIMM \8,800
HDD WD Red 3TB \11,370
PCケース Elite 130 Cube \6,460
電源 玄人志向 400W SFX \7,770
合計 \53,500

 全てのパーツを自分で購入して組み立てる作例のその2です。録画サーバでの使用を想定しています。電源やハードディスクに24時間稼働のための安定性を追求してみました。また、エンコード性能がある程度欲しいと考え、CPUはPentium G4560にしています。

オンボードCPUマザーボードで作るPC

パーツ種類 製品名 価格
CPU Celeron J3455
マザー ASRock J3455-ITX \10,680
メモリー CFD DDR3L 8GB SO-DIMM \6,620
HDD WD Blue 3TB \7,690
PCケース Elite 130 Cube \6,460
電源 SilverStone 300W SFX \5,180
合計 \36,630

 オンボードCPUマザーボードを使った作例です。性能は劣りますが、全パーツ購入のCeleronの作例とほぼ同じぐらいの金額です。ただし、こちらはCPUがファンレス、電源も静音である点が強みです。また、マザーボードをASRock J4205-ITXにした場合、Celeronの作例との性能差もあまりなくなります。

少しだけ速さにこだわったベアボーンキットPC

パーツ種類 製品名 価格
ベアボーン Shuttle XH170V \24,810
CPU Pentium G4560 \6,760
メモリー CFD DDR3L 8GB SO-DIMM \6,620
HDD WD Blue 3TB \7,690
電源 ベアボーン付属
合計 \45,880

 ベアボーンキットを使った作例です。Pentium G4560を使い、少しだけ速さにこだわってみました。PCケースや電源を別々に購入するよりもベアボーンキットの価格が高い分、総額に少し響いています。しかし、組み立ては楽です。

Mini-STXの小さいベアボーンキットPC

パーツ種類 製品名 価格
ベアボーン DeskMini 110 \14,260
CPU Pentium G4560 \6,760
メモリー Transcend DDR4 8GB SO-DIMM \7,980
HDD Seagate ST1000LX015 1TB \7,380
電源 ベアボーン付属
合計 \36,380

 ベアボーンキットのDeskMini 110を使った作例です。HDDはハイブリッドHDDを採用しました。PCI Expressカードは使用できないものの、デスクトップCPUが使用できる極小PCは魅力です。

まとめ

 ここまでのパーツ組み合わせ例の総額をまとめました。

組み合わせ例 CPU 総額
全パーツ購入:Celeronで作る安さとパーツを吟味したPC Celeron G3930 \40,850
全パーツ購入:24時間稼働を重視したPC Pentium G4560 \53,500
オンボードCPUマザーボードで作るPC Celeron J3455 \36,630
少しだけ速さにこだわったベアボーンキットPC Pentium G4560 \45,880
Mini-STXの小さいベアボーンキットPC Pentium G4560 \36,380

 紹介した作例の総額は、3万円代から5万円代まで、かなり価格差があることが分かります。欲しい性能、予算の都合でパーツ構成を考えてみて下さい。

 Windowsをインストールする場合、当然そちらも購入する必要があります。本ブログで「Windows 10の正規品を一番安く買えるのはどこ?」と言う記事を書きました。よろしければそちらもご覧下さい。

電気代はどれぐらい?

 24時間稼働で30日間使用した場合のPC本体の電気代を計算してみました(「電気量計算」サイトにて計算)。あくまでPC本体のみでモニター等の電気代は含まないのでご注意下さい。

平均ワット数 月の電気代 CPUの目安
20W 316.8円 Celeron J1900, Celeron J3160等
30W 475.2円 Celeron G3930, Pentium G4560等

 「CPUの目安」はビデオカード無しの場合の平均ワット数の予想値です。パーツの省電力性や組み方にもよって前後します。

 上記はあくまで24時間稼働した場合なので、デスクトップPCとして1日8時間しか使用しないのであれば、上記の3分の1の電気代で済む計算になります。