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省電力PC向けおすすめハードウェア構成

  最終更新日:2018/08/01

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省電力PCおすすめハードウェア構成 2018

 省電力PC向けのおすすめハードウェア構成を紹介します。

 情報が出来るだけ古くならないよう、本記事は不定期に更新しています(最終更新日:2018年08月01日)。

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省電力PC

 本記事で言う「省電力PC」とは、可能な限り消費電力を抑えたPCのことです。消費電力は常時100W未満を目標とします。性能を求めなければ、50W未満も可能です。

 100W未満を実現するため、ビデオカードは搭載できません。そのため、最新の3Dゲームを遊ぶ用途には向いていません。

 この記事におけるPCの使用用途は、メールやブラウザ、文書作成などの普段使いのPCから24時間稼働のサーバーまでを想定しています。

 まず最初にPCの構成要素について説明します。PCを自作する場合、最低限以下のパーツが必要になります。

  • PCケース
  • 電源
  • CPU
  • メモリ
  • マザーボード
  • HDDもしくはSSD

 冒頭に書いた通り、消費電力を抑えるため、外付けのビデオカードは使用しません。ビデオカードの機能は、CPUに統合されたビデオチップ(GPU)の機能を使用します。DVD、BDなどの光学ドライブも外付けのものがあれば十分でしょう。

 これらを個別に購入しても良いですし、ベアボーンキットなど複数のパーツが組み立てられた状態のものを購入する手もあります。

 以降、それぞれのパーツと具体的なハードウェア構成について説明していきます。

 なお、マザーボードとPCケースのサイズは、コンパクトであまり邪魔にならないサイズのMini ITXを基準に考えました。

 最終的に以下の構成で総額がいくらになるかも紹介します。

  • 全パーツ購入:Celeronで作る価格を抑えたPC
  • 全パーツ購入:Core i3で作るPC
  • 全パーツ購入:24時間稼働を重視したPC
  • Mini-STXの小さいベアボーンキットPC
  • 電源付きPCケースで作るCore i5 PC

PCパーツ

 省電力PCを作るために全てのパーツを購入する場合、まず決めないといけないのはCPUです。省電力を決定付けるのはCPUの消費電力と言っても過言ではありません。また、どれくらいの演算性能が必要なのかも考える必要があります。

 次に決めるべきはCPUを載せるマザーボードとPCケースです。PCケースはPCの顔となる部分であり、組み立てやすさ、拡張性などにも影響を与えます。いずれにしろ、この2つはセットで考えたほうが良いでしょう。

CPU

 この記事では最新の高性能なCPUではなく、省電力なCPUに限定して紹介します。

 以前はここでCPUの一覧表を掲載していましたが、紹介するCPUの数が増えすぎて見づらくなってしまったため、記事の最後に一覧表を移動しました。ベンチマークスコアなどの詳細が気になる方はそちらをご覧下さい。

 また、2018年3月まではおすすめのAMD製CPUとしてRyzen 3 2200Gを紹介していましたが、発熱問題やマザーボードの相性問題があるようなので、本記事ではIntel製CPUのみを紹介します。

 個人的にはAMD押しなのですが、PC自作初心者にも安心して自作PCを楽しんでもらいたいと考えているためです。ご理解下さい。

 一般的なCPUの選び方については本ブログで「自作PCのCPUの選び方 - コストパフォーマンスの観点で考える」と言う記事を書いています。よろしければ、そちらも参考にしてみて下さい。

Celeron、Pentium

 Intelの省電力のおすすめのCPUはCeleronとPentiumです。このクラスのCPUであれば、PCの消費電力は常時40W未満も可能です。


 このクラスのおすすめCPUは、Celeron G4900とPentium G5400です。

 このクラスのCPUは、ブラウザやメール、動画を見たり、Microsoft Officeを使うなどの用途に向いています。当然ですが、重いアプリや最新のゲームを遊ぶのには向いていません。

 消費電力が低いので、小規模なサーバーを作るのにも向いています。

 本記事では外付けのビデオカードを推奨してませんが、Pentium G5400とGeForce GTX 1050との組み合わせでは、上の動画でそれなりに動いています。Pentium G5400と2世代前のCore i3 6100がほぼ同じ性能なので、処理が重たくないゲームならゲーム用途でも大丈夫そうです。

 紹介したCeleronとPentiumの2018年08月01日現在の最安値とベンチマーク結果は以下の通りです。比較対象のCPUと一緒に掲載しています。

名前 最安値 PassMark
☆Celeron G4900 \4,477 3136
(1770)
Celeron G3930 \3,728 3049
(1663)
☆Pentium G5400 \6,740 5255
(2200)
Pentium G4560 \6,052 4882
(1987)
Core i3 6100 \13,450 5493
(2108)

 ベンチマーク結果は数値が高い方が高性能です。数値はマルチコアと括弧内がシングルコアの結果になります。

 上記表を見てもらえれば分かる通り、CeleronもPentiumも性能がほとんど向上しておらず、コストパフォーマンス的には前世代のほうが良いです。しかし、最新世代のCoffee Lakeと前世代のKaby Lakeはマザーボードに互換性がないため、紹介するCPUは全て新しいCoffee Lakeに統一しています。

Core iシリーズ

 CeleronやPentiumではなく、性能がもっと欲しいと言う人もいるでしょう。

 記事冒頭の省電力の条件で考えると、Core i3までならなんとかPCの消費電力が常時100W未満が可能です。

 また、Core iシリーズの末尾Tのモデル(以降Core i/T)は省電力モデルなので、そちらならCore i7で100W未満も可能でしょう。

 ただし、Core i/Tは同じ型番の製品より価格が高く、性能は1~2割落ちます。更にCoffee Lakeの製品はバルク品のみのため、CPUクーラーを別途購入する必要があります。Core i/Tを購入する場合、割高になる点に注意が必要です。

 24時間稼働でとにかく消費電力を抑えたいなどの理由でCore i/Tを選ぶのは有りですが、そうでないならば通常モデルで良いでしょう。

 Core iシリーズでのおすすめはCore i3 8100です。

名前 最安値 PassMark
☆Core i3 8100 \13,186 8089
(2104)
Core i5 6600K \26,773 8049
(2149)
Core i5 7500 \21,800 8036
(2115)

 性能は第6世代のCore i5 6600K、第7世代のCore i5 7500と同等です。価格も割安なので、コストパフォーマンス的にもおすすめです。

 更にCore i5まで対象を広げると、おすすめは第8世代のCore i5 8400になります。

名前 最安値 PassMark
☆Core i5 8400 \20,002 11743
(2334)
Core i7 7700K \37,003 12053
(2583)

 性能は第7世代のCore i7 7700Kに相当します。CPU負荷を最大までかけるとPCの消費電力は100Wを超えてしまう可能性が高いですが、ぎりぎり許容範囲と言った所でしょうか。

マザーボード

Intelのおすすめマザーボード

 最新のCoffee Lake対応マザーボードを紹介します。


 チップセットは、ASUS PRIME H310I-PLUSがH310、ASRock B360M-ITX/acがB360です。大きな違いは、ASRockのほうがOptaneメモリーを使用できる点です。

 OptaneメモリーはHDDキャッシュとして動作するため、HDDとの組み合わせで効果を発揮します。一応”メモリー”と名前は付いていますが、中身は実質SSDなので、ハイブリッドHDD(HDD+SSD)を後付で実現可能な製品と言えます。なお、3.5インチのハイブリッドHDDは絶滅危惧種になってしまっているので、HDDの速度を物理的に改善する方法は、実質的にはIntelのOptaneメモリーかAMDのFuzeDriveのみです。

 マザーボードに話を戻します。紹介したマザーボードの他の違いは、ASRockのほうが無線LANとBuluetoothに対応しています。

 無線LANなどの機能面が欲しいならASRock、マザーボードの安定性を求めるならASUSをおすすめします。

 紹介したそれぞれのマザーボードの詳細は以下のページでご確認下さい。

 搭載できるメモリの種類はマザーボードによって変わります。紹介したマザーボード対応のおすすめメモリは次の通りです。

マザーボード DDR4-2133
(DIMM)
DDR4-2400
(DIMM)
DDR4-2666
(DIMM)
ASUS PRIME H310I-PLUS
ASRock B360M-ITX/ac

 よほどメモリを消費するアプリケーションを使う事がない限り、メモリサイズは8GBもあれば十分です。以降でも全て8GBのメモリを紹介します。ただし、デュアルチャネルにするとメモリの転送速度が向上するため、4GB×2枚を購入するのが良いでしょう。

PCケース

 Mini ITXのケースをいくつか選んでみました。例外はあるものの、5インチベイがない製品が多いです。そのため、基本的に光学ドライブは外付けにする必要があります。

 Thermaltake Core V1はオーソドックスなキューブタイプのPCケースです。3.5インチと2.5インチのシャドーベイがそれぞれ2個あります。SFX電源だけでなくATX電源も使用できるのが特徴のひとつです。

 PC-Q21Bはアルミニウムケースで1万円を切る価格なのが一番のポイントです。アルミ製なので1.47kgと非常に軽いのも特徴です。スリムタイプの光学ドライブなら搭載可能なのも嬉しい点です。

 SST-ML06Bはかなり細形のケースですが、コンパクトでおすすめです。テレビ台などリビングに置く場合に違和感なく設置可能です。

 METIS PLUSはカラフルなキューブタイプのPCケースです。赤、緑、青、金、銀、白、黒の7色が選べるのが良い点です。このケースの1世代前のもので私は自作しています。詳細は「Celeron J1900でACアダプタ電源の録画サーバ用PCを作成しました」の記事をご覧下さい。

 ここまでで紹介したケースのサイズの情報をまとめました。製品のリンク先は各商品の詳細ページに飛びます。搭載可能な電源がそれぞれ異なることにご注意下さい。

製品名 幅×高さ×奥行き ATX電源 SFX電源
Thermaltake Core V1 260×276×316 mm ×
Elite 130 Cube 240×205×377.5 mm ×
LIAN LI PC-Q21 149×257×224 mm ×
SilverStone SST-ML06B 350×99×205 mm ×
RAIJINTEK METIS PLUS 190×254×277 mm

電源

 自作PCのパーツの中である意味最も重要なパーツが電源です。電源が安定供給されることでパーツが壊れにくくなるためです。

 最低限、80PLUS認証電源を選びましょう。グレードが高いものを選ぶほど消費電力が下がるので、省エネのためにも重要です。しかし、グレードが高くなるほど値段も高くなるため、電源にある程度こだわる場合、GOLD認証品を選ぶのが良いと思います。

 PC自作初心者の方に電源のワット数についてここで簡単に説明します。例えば400Wの電源は常に400W消費する訳ではありません。PCの電源は水道の貯水タンクのようなものと考えて下さい。50W必要な時は50W消費するだけです。

 ただし、電源はその電源の動作を維持するためにも電力を消費します。そのため、大きな電源のほうが同じPC構成でも全体の消費電力は多くなります。例えば、省電力PCを作るのに900W電源など論外です。軽自動車にバスのエンジンを載せるようなものと考えれば想像出来ると思います。

 今回は省エネPCと言うことで、電源容量は300Wから500Wの範囲で選んでみました。

 Mini-ITX対応のPCケースでは通常はSFX電源を使用します。SFX電源は、より一般的なATX電源よりひと回り小型です。

 玄人志向のプラグイン式のKRPW-SXP400W/90+です。こちらはGOLD認証の400Wの商品です。プラグイン式は必要なケーブルのみを接続できるので、内部の配線がすっきりし、PCケース内の空気の流れも良くなります。

 SilverStoneのSST-ST30SF、こちらは55度に達するまではファンレスモードで動作します。静音にこだわる場合におすすめです。こちらはBRONZE認証の300W電源です。ちなみに、300WクラスだとBRONZE認証以下の製品しかありません。

 続いてATX電源を紹介します。通常のMini-ITXケースには搭載できないためご注意下さい。

 KEIANの500WのATX電源、Gold認証品のKT-AP500-AXG HCです。こちらも静音性にすぐれた電源です。

 それぞれの電源の詳細は以下のページでご確認下さい。

  • SFX電源
  • ATX電源
  • 電源付きPCケース

     説明が前後しますが、電源が付属しているPCケースもあります。

     Mini-ITXの電源付属ケースのおすすめはChopin(ショパン)です。電源は150WのBRONZE認証品です。4色のカラーパネルが付属してデザイン性が高いのが特徴です。

     Mini-ITXのPCケースとしてはトップクラスの小ささなので、省スペース小型PCを組みたい人におすすめです。

     欠点は拡張性に乏しいです点です。2.5インチベイが2つのみで、3.5インチベイがありません。
     

     こちらはMini-ITXよりひと回り大きいMicro-ATXのケースになります。300WのPLATINUM電源付きで比較的安価なのが特徴です(PLATINUMはGOLDのひとつ上のランク)。

     2.5インチ×1、3.5インチ×2、5インチ×1なので拡張性もあります。

     PLATINUM電源単体で購入すると通常1万円は軽く超えてしまうので、PLATINUM電源で自作したい人にとってはコストパフォーマンスが非常に高いPCケースです。

     ケースのサイズの情報は以下の通りです。製品のリンク先は各商品の詳細ページに飛びます。

    製品名 幅×高さ×奥行き
    IN WIN Chopin IW-BQ696S 84×244×217 mm
    IN WIN IW-CE685/300P 96×334×404 mm

    SSD

     予算に余裕があれば起動ドライブをSSDにすることをおすすめします。

     SSDのNAND型フラッシュメモリの種類によって良し悪しが言われていますが、個人的にはあまり気にしなくて良いと思っています。人によってはSLCが良くてTLCが駄目だと言う意見もあります(一般的にはSLC > MLC > TLCの順で良いと言う意見が多い)。

     しかし、一番重要なのは読み書きのアルゴリズム、つまりソフトウェアの問題です。日進月歩でアルゴリズムも進化しているので、種類にこだわるよりもできるだけ新しい製品を購入することのほうが重要だと考えます。とは言え、怪しげなメーカーから買うことはおすすめできませんが。

     SSDは2018年3月末以降に急激に価格が下がっています。バイト単価で考えると500GB前後のSSDを購入するのが良いでしょう。

    ハードディスク

     3.5インチのハードディスクはWestern Digital製のものをおすすめします。

     普通のデスクトップPCとして使うのであれば、こちらのWD Blueがおすすめです。HDDは最近安くなっており、今なら4TBがおすすめです。

     24時間稼働するのであれば、こちらのWD Redがおすすめです。私自身こちらの製品を録画サーバで2年以上使用していますが、特に問題は発生していません。

     2.5インチでは、選択肢として普通のHDDとハイブリッドHDD(別名:SSHD)の2つがあります。ここではあえてハイブリッドHDDをおすすめします。

     2.5インチHDDの場合、3.5インチと比較して読み書きが遅いのが欠点ですが、ハイブリッドHDDであればSSD並の速度で読み書きできるのが利点です。しかし、普通のHDDと比較して高価なのが欠点です。

    ベアボーンキット

     次に紹介するのはベアボーンキットです。ベアボーンとは、PCケース、電源、マザーボードがセットになった製品です。PC自作初心者向けの製品でもあります。

     2018年08月01日現在発売されているCoffee Lake対応のベアボーンはASRock DeskMini 310のみです。

    DeskMini 310

    DeskMini 310

     紹介するときはAmazonの商品画像を掲載するのですが、DeskMini 310はなぜかAmazonに出品されていないため、商品画像のみの紹介になります。

     見た目もサイズも変わっていませんが、上図のDeskMini 110の後継機です。チップセットがH110からH310に変わり、Coffee Lake対応製品になりました。

     こちらは少し変わったベアボーンキットです。Mini-STX規格で、Mini-ITXよりもひと回り小さいサイズです。大きさは一般的なATX電源とほぼ同じです。より分かりやすいサイズで説明すると、厚さ8cmのDVDボックスぐらいと書くとその小ささが分かると思います。こちらは120WのACアダプタ電源です。Intel LGA1151対応でCore i7 8700まで使用可能です。

     ただし、こちらの製品もケースが小さいため、2.5インチのSSD/HDDしか搭載できず、PCI Expressスロットもありません。拡張性はかなり犠牲になっていますが、極小PCを作りたい人にとっては、CPUを交換できることは大きなメリットです。とりあえずCeleronで組んで、将来的にCore iシリーズにグレードアップなどの運用方法が考えられます。また、2.5インチドライブが2台搭載可能なので、起動用にSSD、ファイル保存用にHDDといった構成も可能です。

     DeskMini 310は上のような無線LANカードを内蔵し、アンテナを装着することも可能です。

     ベアボーンキットのサイズと電源の情報をまとめました。

    製品名 幅×高さ×奥行き 電源
    ASRock DeskMini 310 80x155x155 mm 120W ACアダプタ

     この構成で、その他に必要なパーツは次の3つになります。

    • CPU
    • メモリ
    • HDDもしくはSSD

     紹介したベアボーンキット対応のおすすめメモリは次の通りです。

    ベアボーン DDR4-2666
    (SO-DIMM)
    ASRock DeskMini 310
    種類 製品名
    DDR4-2666(SO-DIMM) Corsair DDR4-2400(SO-DIMM) 4GB×2枚 CMSX8GX4M2A2666C18

     メーカーの仕様表では、DeskMini 310はDDR4-2666のみの対応となっていますが、メモリーは下位互換性があるため、実際にはDDR4-2400、DDR4-2133も使用可能なはずです。

    組み立てガイド

     Amazonに無料の組み立てガイドがあるので紹介します。こちらは20ページと短いPDFファイルですが、意外と濃い内容です。

     CPU、メモリの取り付け方から始まり、CPUクーラー、マザーボードケーブルの接続などを写真の図解入りで説明しています。Core i7-7700K、Geforce GTX 1070、M.2対応SSDを搭載する本格的なPC構成の内容です。

     PC自作初心者から久しぶりに組む方におすすめの1冊です。

    パーツ組み合わせ例

     今まで紹介したパーツで様々なパターンの自作例を考えてみました。自作例の表に各パーツの価格を掲載しています。これは、2018年08月01日時点のネット通販の最安値とAmazonの商品価格を基準にしたものです。各パーツ名をクリックすると、Amazonのリンク先に飛ぶようになっています。掲載価格よりもAmazon価格が高い場合、他のサイトで購入したほうが良いかもしれません。

     最安品のみをネット通販でばらばらに購入すると、一部のパーツがなかなか届かず、組み立て始めるまでに時間がかかってしまう事があります。そのため、出来るだけまとめて同じ店舗で注文したほうが良いでしょう。また、事前に在庫があることを確認してから注文しましょう。

    全パーツ購入:Celeronで作る価格を抑えたPC

    CPU Celeron G4900 \4,477
    マザー ASUS PRIME H310I-PLUS \11,017
    メモリー DDR4-2666(DIMM) \9,979
    HDD WD Blue 4TB \9,407
    PCケース Thermaltake Core V1 \4,100
    電源 KEIAN KT-AP500-AXG HC \4,978
    合計 \43,958

     全てのパーツを自分で購入して組み立てる作例のその1です。Celeron G4900を選択しました。メモリーは以降の作例でも全て4G×2枚の8Gにしています。

     最低限の性能で考えると、この価格が全パーツ購入の場合の最低基準になります(メモリーやHDD容量を減らせば更に価格は下がりますが……)。

    全パーツ購入:Core i3で作るPC

    CPU Core i3 8100 \13,186
    マザー ASRock B360M-ITX/ac \12,839
    メモリー DDR4-2666(DIMM) \9,979
    HDD WD Blue 4TB \9,407
    PCケース LIAN LI PC-Q21B \7,962
    電源 SilverStone SST-ST30SF V2 \5,480
    合計 \58,853

     全てのパーツを自分で購入して組み立てる作例のその2です。Core i3 8100を選択しました。

    全パーツ購入:24時間稼働を重視したPC

    CPU Pentium G5400 \6,740
    マザー ASUS PRIME H310I-PLUS \11,017
    メモリー DDR4-2666(DIMM) \9,979
    HDD WD Red 4TB \14,018
    PCケース Thermaltake Core V1 \4,100
    電源 KEIAN KT-AP500-AXG HC \4,978
    合計 \50,832

     全てのパーツを自分で購入して組み立てる作例のその3です。24時間稼働のサーバでの使用を想定しています。電源やハードディスクに安定性を追求してみました。

    Mini-STXの小さいベアボーンキットPC

    ベアボーン ASRock DeskMini 310 \18,495
    CPU Celeron G4900 \4,477
    メモリー DDR4-2400(SO-DIMM) \10,562
    HDD Seagate SSHD 2TB \9,955
    電源 ベアボーン付属
    合計 \43,489

     ベアボーンキットのDeskMini 310を使った作例です。HDDはハイブリッドHDDを採用しました。PCI Expressカードは使用できないものの、デスクトップCPUが使用できる極小PCは魅力です。

     ベアボーンキットとしては比較的安く作れるのがDeskMiniの高評価ポイントのひとつです。

    電源付きPCケースで作るCore i5 PC

    CPU Core i5 8400 \20,002
    マザー ASUS PRIME H310I-PLUS \11,017
    メモリー DDR4-2666(DIMM) \9,979
    HDD Seagate SSHD 2TB \9,955
    PCケース IN WIN Chopin IW-BQ696S \11,487
    電源 PCケース付属
    合計 \62,440

     電源付きPCケースでCore i5 8400を使った作例です。

     思ったよりあまり総額が安くない印象です。PCケースの紹介でも触れましたが、省スペースにこだわる人におすすめです。

    まとめ

     ここまでのパーツ組み合わせ例の総額をまとめました。

    組み合わせ例 CPU 総額
    全パーツ購入:Celeronで作る価格を抑えたPC Celeron G4900 \43,958
    全パーツ購入:Core i3で作るPC Core i3 8100 \58,853
    全パーツ購入:24時間稼働を重視したPC Pentium G5400 \50,832
    Mini-STXの小さいベアボーンキットPC Celeron G4900 \43,489
    電源付きPCケースで作るCore i5 PC Core i5 8400 \62,440

     紹介した作例の総額は、4万円代から6万円代まで、かなり価格差があることが分かります。欲しい性能、予算の都合でパーツ構成を考えてみて下さい。

     Windowsをインストールする場合、当然そちらも購入する必要があります。本ブログで「Windows 10の正規品を一番安く買えるのはどこ?」と言う記事を書きました。よろしければそちらもご覧下さい。

     2018年3月末以降にHDDとSSDの価格が下がりました。メモリーも少し下落傾向にあるようです。本記事では取り上げませんでしたが、ビデオカードの価格も下がっており、仮想通貨のマイニング需要も一段落しました。PCを自作しやすい状況になってきたと言えるでしょう。

     本記事がPC自作のお役に立てたなら幸いです。

    おまけ

    CPUのベンチマーク結果一覧

     記事本編ではおすすめのCPUのみ紹介しました。

     しかし、他のCPUについても知りたい人もいると思うので、現在購入可能なCPUをベンチマーク結果と共に記事の最後に一覧表としてまとめました。

     一覧表だけだと分かり難いので、ベンチマークソフトのPassMarkの結果のみグラフにしました。前面の棒グラフがシングルコア、背面がマルチコアの結果になります。

    PassMark ベンチマーク結果

    PassMark ベンチマーク結果


    [画像 PassMark ベンチマーク結果]

     以降の表の数値はマルチコアのベンチマーク結果で、括弧()の中がシングルコアの結果になります。可能な限り収集したものの、一部のCPUにデータが不足しています。”-”の箇所が不足データです。

     CPU名のリンク先は各CPUの仕様ページです。最安値のリンク先はAmazonの商品ページです。なお、最安値=Amazon価格ではないのでご注意下さい。

     価格を”参考”としているCPUは全て価格.comで取り扱いがないバルク品です。バルク品はCPUクーラーが付属しないため、別途購入する必要があります。参考価格は全てパソコンSHOPアークの2018年4月30日時点ものです。

    CPU Clock Core
    (Thread)
    TDP PassMark 最安値
    Celeron G3900 2.80GHz 2(2) 51W 3030(1621) \3,699
    Celeron G3920 2.90GHz 2(2) 51W 3113(1595) \4,752
    Celeron G3930 2.90GHz 2(2) 51W 3049(1663) \3,728
    Celeron G3950 3.00GHz 2(2) 51W 3334(1745) \5,676
    Celeron G4900 3.10GHz 2(2) 54W 3136(1770) \4,477
    Celeron G4920 3.20GHz 2(2) 54W -(-) \5,788
    Pentium G4400 3.30GHz 2(2) 54W 3568(1879) \5,564
    Pentium G4500 3.50GHz 2(2) 51W 3788(1968) \7,290
    Pentium G4520 3.60GHz 2(2) 51W 4195(2078) \8,834
    Pentium G4560 3.50GHz 2(4) 54W 4882(1987) \6,052
    Pentium G4600 3.60GHz 2(4) 51W 5106(2061) \8,864
    Pentium G4620 3.70GHz 2(4) 51W 5212(2130) \11,535
    Pentium G5400 3.70GHz 2(4) 54W 5255(2200) \6,740
    Pentium G5500 3.80GHz 2(4) 54W 5262(2210) \9,080
    Pentium G5600 3.90GHz 2(4) 54W 5821(2282) \10,415
    Core i3 6100 3.70GHz 2(4) 51W 5493(2108) \13,450
    Core i3 6300 3.80GHz 2(4) 51W 5853(2168) \19,188
    Core i3 6320 3.90GHz 2(4) 51W 6045(2236) \19,165
    Core i3 7100 3.90GHz 2(4) 51W 5787(2229) \12,832
    Core i3 7300 4.00GHz 2(4) 51W 6438(2318) \17,232
    Core i3 7320 4.10GHz 2(4) 51W 6541(2365) \18,757
    Core i3 7350K 4.20GHz 2(4) 60W 6618(2440) \21,780
    Core i3 8100 3.60GHz 4(4) 65W 8089(2104) \13,186
    Core i3 8300 3.70GHz 4(4) 62W 8760(2171) \16,200
    Core i3 8350K 4.00GHz 4(4) 91W 9267(2337) \19,255
    Core i5 6400 2.70GHz 4(4) 65W 6760(1827) \20,652
    Core i5 6500 3.20GHz 4(4) 65W 7235(1947) \23,700
    Core i5 6600 3.30GHz 4(4) 65W 7755(2095) \28,808
    Core i5 6600K 3.50GHz 4(4) 91W 8049(2149) \26,773
    Core i5 7400 3.00GHz 4(4) 65W 7380(1957) \20,497
    Core i5 7500 3.40GHz 4(4) 65W 8036(2115) \21,800
    Core i5 7600 3.50GHz 4(4) 65W 8802(2299) \25,350
    Core i5 7600K 3.80GHz 4(4) 91W 9146(2386) \27,192
    Core i5 8400 2.80GHz 6(6) 65W 11743(2334) \20,002
    Core i5 8500 3.00GHz 6(6) 65W 12082(2420) \22,065
    Core i5 8600 3.10GHz 6(6) 65W 12404(2506) \24,621
    Core i5 8600K 3.60GHz 6(6) 95W 12820(2520) \29,152
    Core i7 6700 3.40GHz 4(8) 65W 10010(2156) \36,579
    Core i7 6700K 4.00GHz 4(8) 91W 11112(2352) \45,899
    Core i7 7700 3.60GHz 4(8) 65W 10767(2349) \34,069
    Core i7 7700K 4.20GHz 4(8) 91W 12053(2583) \37,003
    Core i7 8700 3.20GHz 6(12) 65W 15246(2628) \35,968
    Core i7 8700K 3.70GHz 6(12) 95W 15989(2705) \39,800
    Core i7 8086K 4.00GHz 6(12) 95W 17093(2877) \45,452
    Celeron G4900T 2.90GHz 2(2) 35W 2960(1681) 参考:\5,470
    Pentium G5400T 3.10GHz 2(4) 35W -(-) 参考:\7,980
    Pentium G5500T 3.20GHz 2(4) 35W 4577(1878) 参考:\9,480
    Core i3 6100T 3.20GHz 2(4) 35W 4846(1819) \15,018
    Core i3 6300T 3.30GHz 2(4) 35W 5245(1896) \19,188
    Core i3 7100T 3.40GHz 2(4) 35W 5075(1932) \14,467
    Core i3 7300T 3.50GHz 2(4) 35W 5366(1921) \17,780
    Core i3 8100T 3.10GHz 4(4) 35W -(-) 参考:\13,980
    Core i3 8300T 3.20GHz 4(4) 35W 8009(1898) 参考:\16,980
    Core i5 7400T 2.40GHz 4(4) 35W 6414(1688) \21,443
    Core i5 7500T 2.70GHz 4(4) 35W 7075(1864) \23,630
    Core i5 7600T 2.80GHz 4(4) 35W 8130(2108) \27,440
    Core i5 8400T 1.70GHz 6(6) 35W 9692(1941) 参考:\21,980
    Core i5 8500T 2.10GHz 6(6) 35W 10221(2090) 参考:\23,480
    Core i5 8600T 2.30GHz 6(6) 35W 10995(2220) 参考:\25,980
    Core i7 7700T 2.90GHz 4(8) 35W 9335(2074) \35,929
    Core i7 8700T 2.40GHz 6(12) 35W 12843(2368) 参考:\36,480
    A10-9700E 3.00GHz 4(4) 35W 4687(1546) \10,496
    A12-9800E 3.10GHz 4(4) 35W 5060(1623) \10,885
    Ryzen 3 2200G 3.50GHz 4(4) 65W 7358(1821) \10,778
    Ryzen 5 2400G 3.60GHz 4(8) 65W 9292(1916) \16,704
    Ryzen 3 1200 3.10GHz 4(4) 65W 6788(1724) \10,980
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    Ryzen 5 2600X 3.60GHz 6(12) 95W 14471(2144) \24,806
    Ryzen 7 1700 3.00GHz 8(16) 65W 13746(1775) \24,860
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    Ryzen 7 2700 3.20GHz 8(16) 65W 15152(2015) \27,780
    Ryzen 7 2700X 3.70GHz 8(16) 105W 16911(2191) \34,527