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リテールクーラーが逝ったので、白虎 SCBYK-1000Iに交換しました

 

白虎 SCBYK-1000I

白虎 SCBYK-1000I

 LinuxサーバーのIntelリテールクーラーが故障したため、CPUクーラーを白虎 SCBYK-1000Iに交換しました。交換を終えるまでの顛末を記事にまとめました。

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リテールクーラーの故障と応急処置

 先日、Linuxサーバーとして使用しているPCがフリーズしました。調べると以下のログを吐いてカーネルパニックを起こしていました。

CPU0: Core temperature above threshold, cpu clock throttled

 このログでCPU温度が上昇してPCが落ちたのが分かりました。ちなみにCPUはIntelのCore i5-6600です。

 この時点ではCPUファンにほこりが溜まって冷却しきれなくなっているだけだと思っていました。しかし、よく調べた所、CPUファンが完全に止まっていました。

 CPUファンをよく見ると、ヒートシンクにやや油を含んだ感じのほこりがかぶっていたので、モーターから漏れた油が飛び散っていたのかもしれません。

 しかし、仕事と録画サーバーとして使用しているPCなので、CPUファンを交換するまで使えないのは困ります。

USB扇風機をCPUファン代わりに応急処置

USB扇風機をCPUファン代わりに応急処置

 応急処置としてCPUにUSB扇風機で風を当てて見たところ、45度程度で安定することが分かりました。写真では分かりやすいようにCPUの横から風を当てていますが、実際には扇風機を倒して直接当てました。とんでもない応急処置ですが、季節が冬でPCを窓際に置いてあった点、暖房も低めだった点が良かったのだと思います。おそらく、夏場では駄目でしょう。

 こんな応急処置でも、CPUクーラーがAmazonから届くまでの2日間、24時間稼働し続けました。

 このPCを自作したのは2016年3月で以降ほぼ24時間稼働していました。1年半以上動き続けたものの、リテールクーラーは24時間稼働には向いていなかったという事なのでしょう。耐久性が高いとは元々思ってはいなかったものの、ひとつ勉強になりました。

 今回不幸中の幸いだったのは、故障したのが12月中旬だった事です。これが帰省前の12月末だったら大事でした。

白虎 SCBYK-1000Iに交換

 このCPUを選んだ理由は、Amazonで調べておすすめの上位にある中で2千円代だったと言う安直な理由です。有名な「虎徹 Mark II」と同じメーカー(株式会社サイズ)なので大丈夫だろうと言う判断もありました。

 交換してみての感想は、音も静かで冷却効果も高くて大満足です。起動時点のCPU温度をBIOSで確認してみた所、約30度でした。USB扇風機(笑)では45度だったので、驚きの効果です。

グリス塗布

グリス塗布

 交換はとても簡単でした。日本語マニュアルが添付されていたので、その通りに作業しただけです。付属のグリスをCPUからはみ出さないように塗って、CPUファンを載せて、はめるだけでした。少しグリスの塗布に苦労したものの、10分ぐらいの作業でした。

交換後のCPUファン

交換後のCPUファン

 写真を見てもらうと分かるように、高さはケースの幅ぎりぎりの高さでした。

 ちなみにケースはATXのミニタワーです。このCPUクーラーは、ケース幅150mmが限界のようです。最初はCPUファンの高さがケース幅を超えているように見えたので焦りましたが、特に問題なくケースを閉じることが出来ました。

 久しぶりのCPUファン交換でしたが、次からもサイズ製のものにしようと思える結果でした。