2015板橋Cityマラソンを走りました
最終更新日:2016/05/21
3月22日(日)、「2015板橋Cityマラソン」を走りました。初めて参加する大会です。またもや遅すぎる投稿ですがご容赦下さい。
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目次
コース
荒川河川敷を下って上る往復コースです。今回はあまり特筆すべき項目があまりないので地図を自作せず、大会会場にあったコースマップのパネルを掲載しました。
河川敷の平坦なコースなので足にかかる負担は軽いと思います。ただし、一部土手に上がる箇所があるため、そこの坂だけ気を付ける必要があります。特に37km手前の岩淵水門直前の坂がきつかったです。コースマップ左下の高低図の急激に盛り上がっている箇所が土手の部分にあたります。
試走した時に千住曙町橋梁付近(上の地図、コース上15km、27km付近)の道幅が1車線ぐらいしか無いことが気になっていました。ここは混雑するだろうと思っていたのですが、大会スタッフがロープを持って道の真ん中に立って区切っていたので、特に目立った混乱も無く走ることが出来ました。ただし、この区間での追い抜きは難しくなります。
川沿いの大会なので川風が吹いています。昨年の2014年大会は復路で向かい風がひどかったようです。しかし、今年の風はほぼ気になりませんでした。むしろ、往路が向かい風、復路が追い風でした。ただし、どちらも微風だったので、走りに影響するものではありませんでした。
今年苦しめられたのは暑さでした。スタート前に6度だった気温はぐんぐん上がり、大会アナウンスによるとフィニッシュ時は20度を超えていたようです。往路はまだ暑さが気になりませんでしたが、30kmに迫るにつれて厳しくなりました。日陰は橋の下ぐらいしか無いので、給水所に随分助けられました。足に水をかけて走り続けましたが、この日はすぐに乾いてしまいました。
風も気温もその日の天候によって左右されるため、天気予報で事前に確認してから走るほうが良いです。とは言え、風向きは予想が付かないので、その時の追い風と向かい風の状況に応じて臨機応変に走り方を変える必要があると思います。特に向かい風は立ち向かわないのが得策です。
大会全体について
大会の様子
約2万人も参加する大きな大会と言うこともあり、運営はかなりしっかりしている印象です。大会関係者は”Staff”と書かれたスタッフジャンパーを着ており、重要な人材は「医師」、「救護」などのビブスを着用していました。救護体制もしっかりしており、コース上の救護所と谷川真理ハーフと同じで救急車、消防車も配備されていました。
給水所は15箇所と約2~3km間隔で設置されています。どの給水所も300m手前の標識で示されており、慌てて道路の端に移動することはありませんでした。35km過ぎには大会名物の「シャーベットステーション」があり、シャーベットが食べられます。他に給食にはお馴染みのバナナの他におにぎりやお菓子などもあります。
ご本人は走ってませんでしたが、猫ひろしさんがゲストに来ていました。トークショーとその後に抽選会もありましたが、完走後疲れてさすがに帰ってしまいました。朝9時スタートでトークショー開始が14時半なので、それまで待つのはきついです。
後述しますが、屋台が結構充実していて盛況でした。企業ブースも含めて応援に来た人も楽しめる大会だと思います。
大会受付
ゼッケン、シューズに装着するランナーズチップ等があらかじめ送付されてくるので当日受付はありません。参加賞は引換券と交換で当日もらえます。女性は資生堂から試供品サンプルをもらえたようです。
企業ブース
タニタ、日本生命、三和シャッター等、マラソンとは直接関係ない企業がスポンサーであるため、よくあるマラソン関連商品を扱う企業ブースはありませんでした。タニタは会場中央にタニタカフェを設置していました。
写真を撮りそこねましたが、PostPetのモモもいました。良く出来た可愛らしい着ぐるみだったので、一緒に記念撮影している人が多かったです。どこのスポンサー企業のキャラクターとして来ていたんだろうと思って調べた所、東京都の乳がん検診普及啓発事業の公式キャラクターだそうです。意外なところで活躍してるんだなと思いました。近くの肺年齢チェックを行っているブースで妙に行列が出来ていたのも、モモの影響だったようです。何かグッズを配っていたのかも。
屋台
専用のテントがずらっと100mぐらい並んでいます。舟渡ラーメンが特に行列が長かったです。調べたら、舟渡ラーメンは板橋Cityマラソンの模擬店から生まれたご当地ラーメンだそうです。今度またこの大会を走る機会があったら食べてみたいと思います。
帰りは臨時バスで
朝は歩いて大会会場まで行く必要がありますが(駐輪場もあるので自転車も可)、帰りは浮間舟渡駅までの無料の臨時バスが出ています。バス停は会場すぐそばの戸田橋の高架下です。結構並んでいましたが、乗客が一杯になったらすぐ出発して次々にバスが来るのでほぼ待たずに乗車出来るはずです。疲れた体にはかなり助かりました。
荷物預かり
事前に送付された荷札を荷物に付け、預かり所でビニールの袋に入れます。このビニール袋をゼッケン番号の末尾で仕切られたテントに自分で置きます。一般的な大会では係員に預ける形式なので、自分で置くのは初めてでした。台の上に置けなくなると床に適当に置くしかないようなので、早めに行って台のどこに置いたかをしっかり憶えておきましょう。
自分で置く形式では他人の荷物に触れる事も出来るので、正直問題あるのではないかと思いました。完走後に預かり所に戻ってきたら案の定トラブルになっていました。「置いたはずの荷物が無い」と騒いでいる人がいました。結局その人は「荷物が少なくなってからまた来ます」と言って立ち去りました。個人的には係員に預ける形式にして欲しいところです。ボランティアの人数的に難しいのかもしれませんが。
更衣室・トイレ
更衣室としてかなり大きめのテントが設置されていました。
トイレは会場内に仮設のものが200基近く設置されており、十分な数がありました。しかし、更衣室付近のトイレは異様に混んでいました。直角に「くの字型」にトイレが配置されているため、上流の離れたトイレに気付かない人が多かったようです。そのため、上流に並んでいるトイレはすいており、わざわざ並ばなくてもすぐに使用出来ました。ただし、8時半頃になると上流のトイレも混み出すので注意が必要です。
トイレに関しては、女性専用と洋式のものも用意されているのが珍しかったです。どちらも他の大会で見たことはありません。
コース上のトイレは、元々河川敷にあるトイレもありますが、大会側でコース途中に4基単位で仮設トイレを設置していました。こちらも相当数設置されていたので、走っている途中で困ることはないと思います。トイレのある場所が矢印ではっきり分かるようになっているのも良かったです。
参加賞
参加賞は大会オリジナルの大きめのタオルでした。
その他にエントリー時に大会オリジナルの帽子が500円で購入出来ました。サイドがメッシュになっていて夏場は重宝しそうです。デザイン的にも悪くないと思うので、今後使ってみます。
完走後
完走後の給水として水とスポーツドリンクの提供もありましたが、ホットドリンクのサービスも行ってました。紅茶、緑茶、レモネードがありました。運動後は冷たい飲み物よりも温かい飲み物のほうが体を冷やさないためにも良いようです。しかし、この日は暑すぎたので私は持参したスポーツドリンクを飲みました。
ちょっとシュールだったのは、三和シャッターの着ぐるみキャラクター(?)が完走者とタッチしていたことです。自分が完走した時はいなかったのでしませんでしたが。
記録は5km毎のスプリットタイム入り完走証が4月下旬に郵送されるそうです。また、大会当日からRUNNETのページから自分の記録を見ることも出来ます。
結果
スタート位置は申告タイム順で先頭から約100mの位置でした。スタートラインまで約1分程度で行けました。最後尾は15分以上かかるそうです。
距離(km) | 区間タイム | 到達時間 | 距離(km) | 区間タイム | 到達時間 |
---|---|---|---|---|---|
Start | 1:13 | 0:01:13 | 22 | 4:32 | 1:41:35 |
1 | 5:21 | 0:06:34 | 23 | 4:32 | 1:46:06 |
2 | 4:45 | 0:11:18 | 24 | 4:37 | 1:50:44 |
3 | 4:25 | 0:15:44 | 25 | 4:38 | 1:55:21 |
4 | 4:32 | 0:20:15 | 26 | 4:48 | 2:00:09 |
5 | 5:18 | 0:25:34 | 27 | 4:47 | 2:04:56 |
6 | 4:38 | 0:30:12 | 28 | 4:46 | 2:09:42 |
7 | 4:08 | 0:34:20 | 29 | 4:45 | 2:14:28 |
8 | 4:32 | 0:38:52 | 30 | 5:02 | 2:19:30 |
9 | 4:25 | 0:43:17 | 31 | 4:52 | 2:24:22 |
10 | 4:28 | 0:47:45 | 32 | 4:55 | 2:29:17 |
11 | 4:26 | 0:52:12 | 33 | 4:56 | 2:34:13 |
12 | 4:15 | 0:56:27 | 34 | 5:00 | 2:39:12 |
13 | 4:34 | 1:01:01 | 35 | 5:00 | 2:44:12 |
14 | 4:25 | 1:05:25 | 36 | 5:09 | 2:49:22 |
15 | 4:28 | 1:09:53 | 37 | 5:05 | 2:54:26 |
16 | 4:28 | 1:14:22 | 38 | 5:20 | 2:59:46 |
17 | 4:29 | 1:18:51 | 39 | 5:08 | 3:04:54 |
18 | 4:32 | 1:23:23 | 40 | 5:11 | 3:10:05 |
19 | 4:30 | 1:27:53 | 41 | 5:33 | 3:15:39 |
20 | 4:34 | 1:32:27 | 42 | 5:02 | 3:20:40 |
21 | 4:36 | 1:37:03 | Finish | 0:53 | 3:21:33 |
走るペースは往路を1km 4分30秒ペース、復路は可能ならペースを上げようと考えていました。しかし、区間タイムを見ての通り、往路こそペースを守れましたが、復路は徐々に落とす結果になりました。最初から「何だか足が動いていないな」と言う感覚がありましたが、何とか急激にペースを落とすことなく走り終えたのは良かったです。
今回心がけたことは、トイレと給食の2つです。長丁場のレースなのでトイレは必ず行くことになると思っていました。給食はスタミナ切れを恐れて「スポーツようかん」2本と「アミノバイタル パーフェクト エネルギー」1個をウェストポーチに入れて走りました。また、スポーツドリンクも250mlだけ入れて持参しました。250mlにした理由は荷物を1kg未満にするためです。最初は500mlにする予定でしたが、それだと全部で1.2kgになってしまい、実際に装着して歩くとずっしりと重さを感じたので直前に減らしました。デジカメやGPSまで持参してるのが重い原因なんですけどね。
トイレは走り始めてすぐに早めに行ったほうが良いなと感じたので、5km手前でトイレに行きました。コース上のトイレの数はとにかく多かったので助かりました。トイレに行ったのはその1回だけです。
給食は「スポーツようかん」を10km過ぎ、29km過ぎ、「アミノバイタル パーフェクト エネルギー」を20km過ぎに摂取しました。摂取した効果はあったように思います。多少スタミナが回復したようで、摂取後に少しペースが上がっています。しかし、「スポーツようかん」はフルマラソンの後半に食べるものではないと思います。理由は、この日は暑く口の中も乾いていたので飲み込むのが大変だったためです。仮に気温が平年並みだったとしても、後半はゼリー飲料のほうが良いと思います。
また、食べ物を持って走ったおかげで、トイレ以外は最後まで一度も止まらずに走ることが出来ました。止まらなかったのは今回初めてです。過去のフルマラソンではスタミナ切れや足の故障で止まることがありましたが、それが無かったのは給食の効果だと思います。
しかし、大会側の用意した給食を一度も食べなかったのはある意味残念でした。口に合わなかった時に口の中が大変なことになるので、タイムを狙うためにも持参したものだけ摂取しました。シャーベットも食べたかったですが、タイムを狙っている時にのんきに食べる訳には行きませんでした。
最後まで1kmを5分ペースで走れば3時間20分切りも可能だったんですが、それが出来なかったのが残念です。次は3時間10分切りを目指したいです。ともかく、最低限の目標としていたサブ3.5(3時間30分切り)を達成できたので次に進めます。
次のチャレンジ
次なる目標として7月末開催の「富士登山競走」の五合目コースを走ることを目標としていたのですが、残念ながらエントリーに失敗しました(泣)。3月23日(月)午後9時のエントリー開始後30分してようやくページに繋がったと思ったら、既に募集定員に達してしまい駄目でした。
本当は山頂コースを走りたいのですが、2010年大会から五合目コースで規定タイムに達していないと走れないので、最初は五合目コースを走るしかないのです。また来年申し込む予定ですが、山頂コースを走れるのは早くて再来年になってしまうので本当に残念です。サブ3.5を達成すれば五合目コースの規定タイムもクリア出来ると思ってたんですけどね。今期マラソンを頑張っていたのは五合目コースを走るためと言っても過言ではないので、モチベーションの持って行き場がなくなってしまいました。
本当は「富士登山競走」に向けて色々と今後予定していた大会があるのですが、それらは一旦取りやめてしばらく練習に専念しようかと思います。今期は2、3週間おきに大会に出ていましたが、大会と練習のサイクルがうまく回りませんでした。大会の疲労を回復して練習再開したところでまた大会になってしまうので、記録も思うように伸びませんでした。なので、もっと練習して自力を付けて秋からの大会に臨みたいと思います。今期は「東日本国際親善マラソン」が最後の大会になる予定です。
「富士登山競走」に関しては参加出来ませんが、今年は頂上まで見に行くかもしれません。実は昨年も馬返しから頂上まで歩いて見に行きました。その時の写真が上の写真です。今年は走れませんが、来年のためにも五合目コースの下見もしたいですね。実際にその機会があれば今後このブログで公開する予定です。