RUNNET EKIDEN in TAMAGAWAを1人で走りました
最終更新日:2016/05/21
12月21日(日)、「RUNNET EKIDEN in TAMAGAWA」を1人で走ってきました。駅伝の大会ですが、年内に1回フルマラソンを走りたかったのでソロの部に参加しました。
古市場陸上競技場をスタートして多摩川沿いを上って競技場に戻る周回コース(約5km)です。種目はフルマラソンの部(4~8人)、ハーフマラソンの部(2~4人)、ファミリーレース(親子)の3つです。そして、フルとハーフはそれぞれソロで1人でも走ることができます。
前の週に走ったハーフマラソンのタイムが1時間33分だったので、倍にして+10分と考えて目標タイムは3時間20分としました。
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コース
私が走ったのはフルなので、フルを中心に説明します。上のコース図はクリックすれば拡大できます。競技場をスタートし、ぐるっと1周して河川敷沿いの道に出ます。後は平坦なほぼ真っ直ぐな道を川沿いに上っていきます。フルは1周目だけ5.445km、2周目以降は5.25kmです。8周するとフィニッシュです。
道はアスファルトではなく土です。競技場は合成ゴムの競技場ではなく薄い砂地です。この日は前日の夜まで雨が降っていたため、あちこちに水たまりが残っていました。大会関係者の方々がブラシを使って水をかき出してくれていましたが、水たまりの数が多かったので完全には取りきれていませんでした。競技場の隣の野球場に少年野球チームが来ていましたが、野球場は水たまりが広範囲に広がっていたので試合はできなかったようです。サッカーは水たまりがあまりなかったようで試合をやってました。この日は雲は多いものの晴れていたので、濡れていた地面は徐々に乾いていきました。
競技場を出て折り返し地点まで道を上っていく訳ですが、左半分が上り、右半分が下りと交互通行です。距離表示はかなり大きな看板なので見落とす心配はありませんでした。道幅は4m弱ぐらいです。上りの走りは右手に野球場、球技場などが見えます。ゴルフ場の緑のネットが見えたらもう少しで折り返し地点です。走っている時には気付かなかったのですが、折り返し地点付近ではタイミングが良ければ新幹線が走っているのが見えます。
下りは走ってきた道を戻ります。4km過ぎ、ガス橋をくぐると給水所があります。駅伝を走る人は必要性はほとんど無いと思いますが、私のようなフルを1人で走る者にとってはありがたかったです。スポーツドリンクは水で薄めたものではなく、普通のスポーツドリンクでした。なぜかコーラもありました。最初見た時は「黒い飲み物は何?」と少しびっくりしましたが。大会後半にはバナナや塩飴もあり、エネルギー補給面でも助かりました。
競技場に戻って来ると駅伝のたすき受け渡しをする人は左手の中継所へ、続けて走る人は右手のレーンを走って抜けます。大会の写真撮影はこの中継区間あたりです。今年は撮影された写真をFacebookのタイムラインに自動投稿されるサービスを実施していました。
ラストは中継区間に入らずに競技場を時計回りに少し走ればフィニッシュになります。記録証の発行は無く、後日ネットで自分で印刷する形になります。
この大会を申し込むまで
RUNNETでフルマラソンで検索しているのに、なぜ駅伝の大会が引っかかるのかと最初は思っていました。よく調べてみると1人でも走れることが分かり、少し悩みましたが別の大会で走ったことがあるコースだったので申し込むことにしました。悩んだ理由は、駅伝は体力的にフレッシュな人が次々入ってくるので、同じペースで走る人を見つけづらいためです。また、駅伝チームのフィニッシュタイムのほうが当然早いので、人が少なくなった状況で走るのはつらいだろうなと思いました。それでも、RUNNET主催なので安心感もあり申し込むことにしました。まあ、どんな大会でも初めて走る大会は何かしら不安があるものです。
同じ日に開催予定だった「東京荒川マラソン」が道路使用許可申請をしていなかったため中止になりました。RUNNETで探した時にこの大会も候補に入っていました。走ったことがない大会なのでホームページを見たら、きちんとしたコース図は無く(Googleマップの位置情報のみ)、過去の大会実績も無い、主催のNPO団体の詳細もよく分からないと不明な点が多かったので候補から外しました。しかし、この大会に約1,500人も申し込んでいたと言うことで、掲載していたRUNNETの情報だけで申し込んだ人が多かったのかなと思います。ともかく、初回の大会でも設備がしっかりしてるとか、ゲストランナーがいれば良いのですが、過去の大会実績が無い大会はよく考えてから申し込んだほうが良いです。最低限ホームページを見て確認すべきです。
大会全体について
大会の様子
RUNNET主催の大会なのでやはり運営はしっかりしています。救護、手荷物預かり、トイレを完備。トイレはコース上にも点在しているので、混んでいる場合はそちらを利用するのも手です。三角コーンがコースの要所要所に配置されており、交互通行の配慮がされていました。前述の通り、水たまりからブラシで水をかき出してくれていたりと大会を良くしようとする思いが伺えました。
ランナーの様子
大会はやはり駅伝チームのほうが速く、フルの部で速いチームは2時間40分ぐらいでフィニッシュしています。ほとんどのチームが4時間以内でフィニッシュしていたようです。なので、スタートして4時間を過ぎるとソロで1人で走っている人が残る状況になってきます。ソロで走ったのは男女合わせても150人ぐらいですが、完走出来たのは119人です。完走率は約80%と高くなく、ソロでフルを走るのは初心者にはおすすめできません(駅伝の大会としては良い大会です)。5時間を超えて完走してる人もいますが、応援もなく寂しい状況で走るのは精神的につらいと思います。ハーフのソロはほぼ完走率100%なので、フルのソロは少しだけ過酷です。
しかし、走力に自身がある人にとってはソロで走るのは逆にチャンスの大会と言えます。フルの男子1位は2時間52分、女子1位は3時間53分でした。そもそも駅伝大会で1人で走ろうと考える人が少ないので、大きな大会と比較するとタイムが遅いです。ハーフのソロも同様の傾向です。
ゲスト
ゲストにM高史さん、月刊ランナーズの2015年表紙モデルを務める大杉亜依里さんが来ていました。M高史さんはフルの部で3周目ぐらいまで一緒に走って、行き交うランナーとハイタッチをしていました。自分も2回ハイタッチしました。彼は他の大会でも見たことがありますが、大会を盛り上げようとする姿勢は好感が持てます(川内優輝さんのものまねで色々と批判する方もいるとは思いますが)。
仮装
仮装部門もあるので走りながら楽しめました。戦隊ものやスーパーマン、バットマンなどのありがちなものもありましたが、特に印象に残ったのは「しょくぱんまん」の仮装です。これもありがちなのですが、妙に良く出来ていました。顔の大きさがアニメで見る「しょくぱんまん」ぐらいでした(残念ながら写真はありません)。
企業ブース
数は少なかったですが5店舗ぐらい出店していました。心拍計やサポーター等がありましたが、ミドリ安全が出店しているのは意外でした。ミドリ安全と言えばヘルメットや安全靴のイメージが強かったのですが、塩熱サプリと言うサプリメントでの出店でした。試供品を提供している店も多かったようです(アナウンスでお知らせしていましたが、自分は準備等で忙しく利用しませんでした)。
結果
今回の記録です。
周 | 距離(km) | 到達時間 | 周毎タイム | 1km平均 |
---|---|---|---|---|
1 | 5.445 | 24:16 | 24:16 | 4:27 |
2 | 10.695 | 48:37 | 24:21 | 4:38 |
3 | 15.945 | 1:13:50 | 25:13 | 4:48 |
4 | 21.195 | 1:40:24 | 26:34 | 5:03 |
5 | 26.445 | 2:09:59 | 29:35 | 5:38 |
6 | 31:695 | 2:42:47 | 32:48 | 6:14 |
7 | 36:945 | 3:15:10 | 32:23 | 6:10 |
8 | 42.195 | 3:48:47 | 33:37 | 6:24 |
目標タイムを3時間20分としていましたが、ペースは1kmを4分30秒で走ることにしました。これは、最後まで走りきれば3時間10分のペースです。2週間前に28kmを走った時に4分30秒ペースで走れたので、少なくとも21kmぐらいはそのペースで走れるだろうとの判断でした。体力的にどうなるかは分かりませんでしたが、要するに先行型の走りです。
走り始めて最初の1kmのタイムが少し速かったので次の1kmでペースを落とし、最初の1周目はほぼ4分30秒ペースで走ることができました。しかし、次の周から徐々にペースが落ちていきます。自分ではペースを落としているつもりがないのに落ちていく感覚でした。普段アスファルトの上を走っているので土の上のほうが衝撃が軽く走りやすいはずだと思ったのですが、どうもこの日は違いました。4周目にはとうとう5分ペースまで落ちました。
5周目からは太ももの疲労感が強くなってきて、徐々に足が上がらなくなってきました。当初考えていたよりも疲れ方が早いと感じました。特に最後の8周目は腰も落ちてしまい、なんとか走っているような状態でした。
筋肉疲労が早く進んだ原因は、前夜の雨で濡れた地面、平坦だと思っていた地面が意外とでこぼこしていたせいかもと考えています。しかし、単に自分の調子が悪かっただけかもしれず、はっきりと断言できません。
誤算と言うか、最初から想定はしていたのですが、1周が5.445kmまたは5.25kmと中途半端な距離なので、競技場に戻ってきた時のペースが掴みにくかったことです。コース図には書きましたが、途中まで周の区切りがどこなのかがはっきりと分かっていませんでした。しかも、1kmごとにストップウォッチで測っているので、0.445kmや0.25kmという短い距離を決めたペースで走れているのか分からなくなるのです。この時はGPSウォッチが欲しいなと切実に思いました。
記録は3時間48分47秒でした。目標タイムより30分近くオーバーしてしまいました。それでも初めてのサブ4達成です。4時間を切ったことが無いのに目標設定が高過ぎたかもしれません。しかし、普段の練習よりも筋肉が疲れるのが早かったのが自分としては誤算でした。ペースの組み立てや今後の練習をもっと考えないといけません。来年3月の「板橋Cityマラソン」でフルを再度走ります。そこを今年度のマラソンシーズンの集大成と考えているので、それまでに鍛えなおす予定です。
次に走る大会は1月11日の「谷川真理ハーフマラソン」です。次こそは1時間30分を切りたいです。