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第50回 青梅マラソンを走りました

  最終更新日:2018/02/28

第50回 青梅マラソン

 2月21日(日)、「第50回 青梅マラソン」を走りました。昨年に続き、50回と言う記念すべき大会で30キロの部を走ってきました。

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コース

青梅マラソン コース図

青梅マラソン コース図

 全長30kmのアップダウンの激しいコースです。私は10回ぐらい走っていますが、まともに最後まで足を傷めずに走り切ったのは数える程度です。私の場合、20kmを越えた辺りでスタミナ切れや故障することが多いです。今回もひざの故障でペースダウンしてしまいました。

第50回 青梅マラソン 高度差

第50回 青梅マラソン 高度差

 今回もGPSで記録を取ったので、それを高度差のグラフとして描いてみました(縦軸は標高ではないので注意)。折り返しは約14.7km地点です。標高は、スタート地点が約190m、折り返し地点が約270mです。高度差が約80mあります。

 見ての通り、前半も後半もアップダウンが激しいコースです。個人的には21km地点と24km過ぎの坂がきつく感じます。

第50回 青梅マラソン 21km地点

21km地点

 21km地点の上り坂です。これは坂の入り口なのでここから勾配がきつくなります。

第49回 青梅マラソン 21km過ぎの坂

22km手前の坂

 こちらが22km手前の青梅マラソンで一番きつい坂です。ここら辺の坂を除くと比較的ゆるやかな坂が多いと思います。とは言え、終盤の坂は普段よりきつく感じるので、最後までいかに足の筋力を温存できるかが青梅マラソン攻略の鍵となります。

 本記事の「結果」でも後述しますが、青梅マラソンを走り切るためには、フルマラソンを走るつもりで練習していないと駄目だなと今更ながら思いました。

 午前11時半スタートなので、スタート前に何か食事を取ることをおすすめします。カロリーメイトやおにぎりの様なものでも良いですが、ウィダーinゼリーのようなゼリー飲料もおすすめです。

 コースについての詳細がもっと知りたい方は、昨年の記事をご覧ください。

大会全体について

大会の様子

 とにかく、沿道の声援が多い大会です。スタート地点から折り返しまでほぼ切れ目なく応援する人がいます。ボランティアで水や食べ物を配ってくれる人も多いです。

 昔から仮装して走る人が多い大会でもあります。仮装して走りたい人にとっては良い大会ではないでしょうか。頭だけの仮装の人が多いですが、全身着ぐるみの「どーもくん」の格好をした人とか、あんな格好で暑くないんだろうかと思う人も結構います。

 大会前日にトウキョウX肉うどんやおにぎりの無料提供、スペシャルゲストのトークショー、抽選会なども毎年行われています。

 大会結果は「第50回記念青梅マラソン 結果」のページから見ることができます。近年は自分がフィニッシュした時の様子を動画で見ることもできます。また、大会記録集が後日送られて来ます。

大会受付

第50回 青梅マラソン 河辺小学校受付

河辺小学校受付

 大会受付は前日と当日行われます。前日は青梅市総合体育館、当日は河辺小学校になります。

 私は当日受付で河辺小学校に行きました。今年は昨年と少し変わって、まずビニールの袋をもらい、次にTシャツをもらって、最後にゼッケンその他をもらいました。昨年はTシャツをもらう行列が長くて大混雑だったのですが、今年はすんなり済みました。

 背面のゼッケンの裏にメディカルチェックの情報(病歴、アレルギー、緊急連絡先等)を書いてくれと言われるので、できればマジックペンの様なものを持って行っておいたほうが良いです。この情報を書くためのテント前の行列が一番長かったです。

ゲスト

第50回 青梅マラソン スタート地点

スタート地点

 スペシャルゲストは瀬古利彦さん、高橋尚子さんのお二人でした。30kmのスターターは瀬古さんが務められました。高橋さんは昨年に続いての参加です。30kmのスタート前にお二人からランナーにエールを送られました。

 高橋さんから「最後までがんばるぞ!」と声掛けをされ、ランナーが「オーッ!」と声を返しました。瀬古さんには「気合だ!気合だ!気合だ!」を無理やり言わされました(笑)。

第50回 青梅マラソン 高橋尚子さん、ハイタッチの様子

高橋尚子さん、ハイタッチの様子

 高橋さんは今年もたくさんのランナーとハイタッチをされていました。私は19km過ぎでハイタッチさせて頂きました。自分で走って移動されていると思うので、本当に頭が下がります。

 10kmの部も含め、大会の最初から最後までずっと動き回られていた訳で、本当に素晴らしい人だと思います。

 今年は川内優輝選手が走ることもあり、スタート前に瀬古さん、高橋さんから川内選手に頑張れとメッセージがありました。あれはかなりプレッシャーになったのではないでしょうか。

 ゼッケン番号は1番で、当日はTBSの取材も受けていたようなので、色々な意味で大変だったと思います。

第50回 青梅マラソン 川内優輝選手、18km過ぎ

川内優輝選手、18km過ぎ

 上の写真は、私が11km過ぎ(川内選手から見ると18km過ぎ)に撮影したものです。完全にぶれてしまって残念です。この時点では3位集団で、トップから100mぐらいの差だったと思います。川内選手のフィニッシュの様子はこちらのページの動画から見ることができます。

 ちなみに、非公式ですが瀬古さんがオープン参加した時の1時間29分32秒が青梅マラソンの最速タイムです。この記録を破れば300万円もらえるそうです。しかし、いまだに1時間半を切るランナーは瀬古さん以外いません。

屋台

第50回 青梅マラソン フィニッシュ地点周辺の屋台

フィニッシュ地点周辺の屋台

 地元の人と話していて改めて気付かされたのですが、青梅マラソンはお祭りのように屋台がたくさん出ています。30kmのフィニッシュ地点付近の交差点周辺に30ぐらい出店していました。

 ほとんどが食べ物で、たこやき、焼きそば、イカ焼き、大判焼き、お好み焼き、たい焼き、わたあめ、バナナチョコ等がありました。

 会場近辺に屋台を出店しているマラソン大会もあるのですが、お祭りでよく見かけるような屋台がここまで多い大会は珍しいのではないでしょうか。

荷物、貴重品預かり

 青梅マラソンでは、荷物預かりは事前申込の有料のものしかありません。

 当日どうしてもと言う場合、商魂たくましい会場付近の店が荷物預かりと更衣室を貸しているので、そちらに預けることになります。荷物預かりだけで500円が相場のようです。そんな所に預けたくないと言う場合、体育館が開放されているので、そちらに置くことになります。あくまで開放されているだけで、誰も管理していないので、貴重品は置かないようにして下さい。

 私も以前は開放スペースに置いていました(今は知り合いの家にご好意で置かせて頂いてます)。高価なバッグでもなければ盗まれる心配はおそらくないと思います。しかし、この荷物預かりに関しては青梅マラソンはいい加減だなと毎回思います。

 貴重品は有料(100円)でA4サイズの封筒に入れて預ける事が可能です。こちらは当日、河辺小学校の大会受付会場で行っています。

給水、給食

 大会公式の30kmの部の給水所は4箇所です。往路は10km付近に1箇所だけです。いずれの給水所もスポーツドリンクと水が用意されています。少ないと思うかもしれませんが、ボランティアで給水してくれている人もいるので、少ないと感じたことはありません。

 給食は大会公式のものはありません。全てボランティアです。飴やチョコレート、バナナ、みかんなどを配ってくれる人がたくさんいます。今年はそばを配っている人がいました。

服装

 私はいつも半袖のTシャツと短パンの格好で走っています。寒い年もあれば、今年のように暑い年もあるので、前日の天気予報を見て決めるのが良いでしょう。今年はスタート時の気温が14.5度でした。例年よりも暑かったです。

 暑い時は日焼け止めを塗っておくほうが良いです。今年は随分焼けてしまいました。

更衣室・トイレ

 更衣室は体育館、河辺小学校などにあります。ゼッケンを提示しないと入れないので注意して下さい。

 会場付近のトイレは、30kmのフィニッシュ地点である体育館から10km地点のフィニッシュ地点である市役所までのエリアに多数あります。と言っても、一般客も多いのでどこも混雑しています。

 30kmのコース上のトイレは参加人数が1万人を超えている割には少ないです。今年はコース全体で28基でした。しかし、今年は暑かったので後半利用している人はほとんどいませんでした。そもそも、例年そんなに混んでいる印象はありません。

 なお、コース沿いの青梅線の駅のトイレは全て改札の外にあります。緊急時のために憶えておくと良いかもしれません

電車移動の裏ワザ

 最近私が使う青梅マラソンの大会会場まで電車移動する時のテクニックをお教えします。東京方面から向かう場合、河辺駅で下車して、帰る時も河辺駅から乗車すると思いますが、私は違います。

 私は、ひとつ前の小作駅で下車して、帰る時はひとつ先の東青梅駅から乗車します。小作駅から河辺駅までは線路沿いを約1.5kmです。歩いてもたかが知れていますし、事前のアップに利用しても良いでしょう。

 河辺駅で降りると大混雑で駅から出るだけで10分近くかかります。小作駅ならばすんなり降りることができて、駅のトイレも混雑なく利用できます。小作駅のトイレは構内と外(東口、西口両方)にあります。

 帰る時に東青梅駅から乗車する理由は、確実に席に座れるからです。河辺駅からだとランナーが一斉に乗車するため座れない可能性が高いです。問題はマラソンを走り終わった後の疲労具合ですが、歩くのもつらい状態ならば普通に河辺駅から帰りましょう。

参加賞

第50回 青梅マラソン Tシャツ

第50回 青梅マラソン Tシャツ


第50回 青梅マラソン 景品

第50回 青梅マラソン 景品

 今年の参加賞は、例年のTシャツの他にゼッケン止め、ポストカード、シールなどがありました。Tシャツは今までずっとアシックスだったのですが、今年はPUMAに代わりました。

完走後

第50回 青梅マラソン 完走後のおにぎりとドリンク

完走後のおにぎりとドリンク

 完走後にもらったのは毎年恒例の梅おにぎりとスポーツドリンク(DA・KA・RA)でした。給水所で配られていたスポーツドリンクもDA・KA・RAでした。

第50回 青梅マラソン 完走賞のタオル

完走賞のタオル

 今年の完走賞はタオルでした。50周年記念で豪華です。このタオルを制作した会社は青梅のホットマン(株)です。地元の人にも話を聞いたのですが、高級タオルで有名な会社だそうです。

 しかし、今年の参加料が手数料込みの7,600円だったのはこのタオルのせいかもしれないなと考えると複雑な思いでした。昨年は手数料込みの5,450円だったので、約2千円アップです。

 もしタオルのために参加料を値上げしたのであれば、完走できなかった人はもらえないので問題があるでしょう。いずれにしろ、理由のはっきりしない2千円もの値上げは正直なところ納得が行きませんでした。来年は昨年並みの参加料に戻ることを期待します。

 今年の大会記録集は4月9日に家に届きました。大会当日から約1ヶ月半後でした。

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結果

第50回 青梅マラソン スタート前の様子

スタート前の様子

 今年の天候は雲が多いものの晴れでした。雲間から太陽の光が差し込む状態で暑かったです。スタート時の気温は14.5度と昨年と比較して4度も高かったです。服装は半袖、短パンの状態で調度良かったです。青梅駅付近に戻ってきた時に風が強いなと感じましたが、ほとんどの区間でほぼ微風状態で走りやすかったです。

距離(km) 区間タイム 到達時間 距離(km) 区間タイム 到達時間
0 2:06 2:06 16 4:58 1:21:38
1 5:45 7:51 17 4:55 1:26:33
2 5:30 0:13:21 18 4:56 1:31:29
3 5:02 0:18:23 19 4:43 1:36:12
4 4:52 0:23:15 20 4:52 1:41:04
5 4:34 0:27:49 21 5:11 1:46:15
6 4:49 0:32:38 22 5:44 1:51:59
7 4:46 0:37:24 23 5:26 1:57:25
8 4:56 0:42:20 24 5:29 2:02:54
9 4:35 0:46:55 25 6:05 2:08:59
10 4:51 0:51:46 26 6:05 2:15:04
11 5:02 0:56:48 27 5:37 2:20:41
12 4:55 1:01:43 28 5:51 2:26:32
13 4:54 1:06:37 29 5:55 2:32:27
14 5:02 1:11:39 30 5:16 2:37:43
15 5:01 1:16:40

 昨年の記録は2時間22分59秒だったので、約15分も悪いタイムでした。練習不足でタイムが悪くなるのは分かっていたのですが、2時間半を切れなかったのは残念でした。

 2時間半を切るためには1キロ5分ペースを死守しないといけません。折り返し付近で5分をオーバーするペースになったため、その後なんとか盛り返してペースを維持したのですが、20km過ぎで右膝を痛めてしまいました。

 膝を傷めたので足を思うように曲げられず、ペースダウンしてその後は後続のランナーに抜かれまくってしまいました。今年は練習で10km以上の距離をほとんど走っておらず、体重も昨年より+3kgも重い状態でした。足のダメージも昨年よりも大きかったと思います。実際問題として、今年は大会から2日経っても筋肉痛がまだ残っています。

 足を痛めてもキロ6分ペースぐらいの落ち込みで済んだのはせめてもの救いでした。練習不足をヒンズースクワットで補った効果があったのでしょうか。

 青梅マラソンを攻略するにはフルマラソンを走るぐらいのつもりで練習しておかないと駄目だなと今更ながら実感しました。ただし、スタミナは最後まで切れなかったので、足の筋肉疲労だけが問題でした。練習でハーフを走っても脚力に余力があるぐらいじゃないと駄目です。来年はしっかり練習して大会に臨みたいと思います。

 次の大会は、私にとって今シーズン最後の大会、横浜マラソンです。フルマラソンなので、悔いのないように練習をしっかり積んで準備します。